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日本私立小学校連合会 全国教員夏季研修会にて、「ICTを活用した、現実的な課題に挑戦する授業デザイン」の講演。

2018年8月21日(火)、日本私立小学校連合会全国教員夏季研修会にて、「ICTを活用した、現実的な課題に挑戦する授業デザイン」の講演をしました。こちらの講演では、Understanding by Design(UbD)のお話をしました。良質なカリキュラムをデザインするための下記の注意事項を説明し、その後、UbDで設計された実例として、「WWFジャパン森林えほんコンテスト」と「マインクラフト in 日本語クラス」をご紹介しました。 第1段階 「求められている結果」 ゴール 永続的な理解 (重大な概念は何か?) 本質的な問い (どのような刺激が、探究心をくすぐるか) 第2段階 「評価のための証拠」 パフォーマンス課題 他の証拠(小テスト・観察・宿題) 第3段階 「学習計画」 Where What, どこへ? 何が期待されているか? Hook, Hold, 惹きつけ 関心の維持 Equip、Experience, Explore, 用意、経験、探求 Rethink, Revive, 再考、修正 Evaluate, 自己評価 Tailor, 個性化(ディファレンシエーション) Organize, 授業の構成、組織 パフォーマンス課題作成(GRASPS ゴール・役割・オーディエンス・状況・成果物・スタンダード) 参照)ASCDジェイ・マックタイ、グラント・ウィギンス“理解をもたらすカリキュラム設計“ 明治図書 西岡 加名恵“「逆向き設計」で確かな学力を保障する“

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TIOM in Japanese 2017 開催

今年のTIOMには、35名の参加者が集まり、マインクラフトの教育利用について話し合いました。最初のセッションでは、日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター統括本部 文教本部 ティーチャーエンゲージメントマネージャーの原田英典氏に、「マインクラフト教育版とプログラミング的思考の学習」のご講義をいただきました。 インターナショナルスクールでは早くからアクティブラーニングを取り入れ、生徒が主体的に学べる学習環境作りに力を注いできました。ですから、集まった参加者の関心は、マインクラフトをどのように自律学習に活かしていくかに集まっていました。下記は、Lecture 1 行われたディスカッション「教育用マインクラフトを使うことによる学習への影響」のメモです。 教室でマインクラフトを使うことによる効果 ・生徒主体 ・クリエイティブ ・イマジネーション ・共同的で対話的で深い学びに直結する ・予測不能な未来に必要な能力の育成につながる(クリエイティビティ) ・コーディングを学ぶ(エージェントを制御する際の繰り返しなど) ・プログラミングの学習に使える ・高いモチベーションをベースに適応能力が伸びる ・マインクラフトの活動をテーマに会話への意欲が向上する ・完成物をイメージしてプログラミングできる(完成物をイメージしやすい) ・コンピューテーショナルシンキング(ロジカルシンキング、プランニング) 教室でマインクラフトを使うことによる悪影響 ・目的がない⇨教員が設定しなければいけない ・教員が目的を設定すると⇨メリットが失われる ・没頭しすぎてしまう ・現実の世界で必要な苦労を見過ごしてしまう ・仮想空間の人になってしまう ・教育上モンスターとどう付き合うか ・コミュニケーションは活発になるが、言語能力の正確性がおろそかになる メモを見る限り、主体的な学習を促すことのできる教育版マインクラフトに、好感を持っている方が多かったように思います。インターナショナルスクールの教室で、マインクラフトを教育利用する下地は出来上がってきているようです。 続いて、Lecture 2 では、私が、「マインクラフトで言語学習」の講義を行いました。こちらでは、マインクラフトを言語学習のツールとして使う際にどんなメリットがあるかをお伝えしました。学習効果は以下の通りです。 効果1 ・リアルな文脈の中で課題解決 ・探求型学習 ・マインクラフトの世界の中で、教科書を通して学んだ知識やスキルを活用することにより、言語による思考力・判断力・表現力を養う。 効果2 ・3Dの世界で、方向感覚を直感的に覚える。 ・右や左といった、初心者が最初に陥る混同もすぐに解決。 ・ここ/そこ/あそこなどの位置関係を表す指示詞を覚えることも容易。 ・マインクラフトは、平面的になりがちなクラスに、立体的な明るさをもたらしてくれる救世主と言えるでしょう。 それから、〜Try マイクラ On Monday〜と題し、ステップバイステップ形式で、教室内でのマインクラフトの使用方法を説明しました。その時使用したスライドはこのポストのページ下部でシェアしたいと思います。 TIOMはコミュニティー形成に主眼をおいた参加型の教員研修会です。講義の後は、ピザとアイスクリームが振舞われ、リラックスした雰囲気の中で、ネットワーキングが行われました。マインクラフトを月曜にやってみる!と言ってお帰りになった方も多くいらっしゃいました。 次回TIOMは春に予定しております。参加したみなさまも、惜しくも申し込みが間に合わなかったみなさまも、またのお越しをお待ちしております。   Japan ASCD Try IT On Monday in Japanese 2017 詳細 LECTURE 1 マインクラフト教育版とプログラミング的思考の学習 HIDENORI HARATA (日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター統括本部 文教本部 ティーチャーエンゲージメントマネージャー) プログラミングに関する学習は、世界の教育関係者の間で共通する注目の事柄のひとつであり、地域や学校、先生などにより様々な取り組み方が存在しています。 一方で、マインクラフトは子どもの社会では共通の世界となりつつあり、子どもたちが夢中になって活動するフィールドになっています。 課題を発見し、他者やテクノロジーと協同しながら解決に取り組むプログラミング学習と、自由な発想で子どもの夢を実現するマインクラフトの世界観はとても近い存在のように思います。このセッションでは、子どもが没入し意欲関心を高めて活用するマインクラフトの教育バージョンを利用し、プログラミングに関わる学習機能や活用例をご紹介したいと思います。 LECTURE 2 マインクラフトで言語学習 KIYOTAKA HORII (西町インターナショナルスクール 教諭 初等部日本語カリキュラムコーディネーター) 「果たしてマインクラフトで言語学習ができるのか?」多くの方が疑問に思うことだと思います。一番のポイントはやはりリアルな文脈の中で課題解決を行う探求型学習を提供できることでしょう。マインクラフトの世界の中では、テキストを通して学んだ知識やスキルを活用することにより、言語による思考力・判断力・表現力を養うことができるのです。このセッションでは、マインクラフトを使った言語学習の可能性についてお話しします。   

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マインクラフトで言語学習ができるのか?

「果たしてマインクラフトで言語学習ができるのか?」 多くの方が疑問に思うことだと思います。その疑問に答えるために、オンライン会話レッスンに視点を置き、まず「なぜスカイプか?」を考えたいと思います。スカイプを使ったオンライン会話レッスンの利点は以下の通りです。 時間効率 ネットとコンピューターがあればいつでもどこでも学習できる。 俊敏 オーディオ、ビデオ、プレゼンテーション等の教材を瞬時に転送できる。 安価 交通費がかからない。 反復 チャットのログや、スクリーンの録画により、反復学習ができる。 このように、スカイプで言語学習をすることは利点が多いことがわかります。2015年頃からオンライン英会話のサービスが増えてきたのも上記の理由からでしょう。しかし、スカイプだけで言語学習を行うと、タイムリミットに制約され、沢山話そうと気負うことにより、常時対面しなければならないといった、問題が出てきます。これは多くの生徒さんにとってストレスになりますね。実際に私も仏語会話のオンラインレッスンを受講したことがありますが、思った以上に目も心も疲れたことを覚えています。 それから、私がスカイプのレッスンに大きな問題を感じているのは、「1時間の会話の中にリアルな文脈が生まれない。」ことにあります。教科書などを通して学んだ知識やスキルを、オンラインの会話だけでは活用することができないのです。言語は道具として活用してこそ意味があるのに、スカイプを通した会話だけでは、言葉を活用している実感は湧きません。 そこでマインクラフトです。 「なぜマイクラか?」 スカイプ+α マインクラフトを挟むことにより、常時対面をしなければならない緊張感から解放され、小さな間違いを気にせずに話を進めていくことができる。 課題解決(探求型学習) リアルな文脈を持った課題解決型学習を仮想空間で行うことで、言語学習活動【対話】【問題提起】【情報活用】【考察】【アクション】を行い、思考力・判断力・表現力を養うことができる。 みんな大好き! 子供から大人までみんなに受け入れられているマインクラフトです。これを取り入れない理由はない。 一番のポイントはやはりリアルな文脈の中で課題解決を行う探求型学習を提供できることでしょう。実技の授業と呼んだらいいでしょうか。マインクラフトの世界の中で、教科書を通して学んだ知識やスキルを活用することにより、言語による思考力・判断力・表現力を養うことができるのです。 Minecraft Language Instituteでは、私1人でこれまで120名の生徒を教えてきました。生徒さんのレビューからも分かる通り、多くの人に満足してもらえている理由は、この探求型学習にあるわけです。生徒はまた、3Dの世界で、方向感覚を直感的に覚えていくことができます。右や左といった、初心者が最初に陥る混同もすぐに解決できますし、ここ/そこ/あそこなどの位置関係を表す指示詞を覚えることも容易です。マインクラフトは、平面的になってしまうオンラインレッスンに、立体的な明るさをもたらしてくれる救世主と言えるでしょう。 「マインクラフトで言語学習ができるのか?」その答えは、「できる!」です。これからも多くの学習者に、このメソッドで影響を与え続けていきたいと思います。

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SDGs 「”めざせ未来のユーチューバー!”-マインクラフトで未来の街を造ろう!-」

2017年度のスーパーサイエンスキッズ・アカデミーのテーマは「”めざせ未来のユーチューバー!”-マインクラフトで未来の街を造ろう!-」です。1学期目はScratch、ドローンを通じてAIについて学び、SDGs持続可能な開発目標について調べ学習を行いました。子供達は持続可能な理想の社会について考え、SDGsのどの目標が達成できるか模索しました。SDGsのそれぞれのゴールは明確でカリキュラムの中に導入しやすいのが特長です。2学期にはこれらの目標をもとにマイクラタウンを作り始めます。どんな建造物が登場するのか、今からとても楽しみにしています。

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サマースクールでマインクラフト

サマースクール無事終了しました。今年度はMinecraft Education Editionを導入し、35人の生徒を指導しました。他の教員にもClassroom Modeやコマンドの使用を促し、快適にクラス運営をすることができました。今年はマイクラのイメージをサマースクールのポスターに取り入れたことで、大きな反響を得て、大幅な参加者増(60名->80名)がありました。来年はマイクラクラスを増やし、さらに多くの参加者を募る予定です。教員マイクラ研修の必要性をひしひしと感じています。

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指導方法

指導方法; マインクラフトをプラットフォームとして使います。スカイプを通して日本語で話し合います。マインクラフトで行う課題を明確にしながらゆっくり話し合っていきましょう。どんな日本語レベルにも対応できますよ。インターナショナルスクールで培った指導経験を生かして、皆さんの日本語の力を確かなものにします。 マインクラフトを使ってのスカイプオンライン会話学習は一定の効果が表れています。 効果1:生徒たちがリラックスした雰囲気の中で学習できることです。いわゆるスカイプの会話練習は時間に制約され、沢山話そうと気負うことにより、終始対面しなければいけません。しかし、ここにマインクラフトを挟むことにより、そこから解放され、小さな間違いを気にせずに話を進めていくことができます。もちろんスカイプチャットも併用できるので、テキストによる訂正も可能です。 効果2:教育的な面で良いのは、課題解決型学習を仮想空間で行うことができることです。遠隔授業の場合、課題解決を複数人と行うのは難しいですが、マインクラフトでは可能です。今の所、教師ー生徒間の1対1でしか取り組んでいませんが、将来的には複数人で行うことも考えています。 ご連絡お待ちしています!

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マインクラフトで日本語授業「操作編」

マインクラフトを使った授業では、その生徒のマイクラレベルに合わせて語彙を変えていかなくてはなりません。しかし、基本操作は至って簡単なので、どの生徒も1時間で覚えてしまいます。その間に、たくさんの基本的な日本語語彙も獲得できるので一石二鳥です。 マインクラフトを基本操作するための語彙はこちら。 ~を押します。 〜をクリックします。 歩きます。 前に 後ろに 左に 右に 行きます。 上に 上ります。 下に 下ります。 ジャンプします。 置きます。 壊します。 これらの語彙に、W・A・S・D・Spaceボタン、右クリック・左クリックを押すことを組み合わせていけばあっという間に、マインクラフトの基本操作授業は終わってしまいます。 生徒は、これらの作業を進めるうちに3Dの世界で、方向感覚を直感的に覚えていくことができます。右や左といった、初心者が最初に陥る混同もすぐに解決できるのには驚きでした。また、ここ/そこ/あそこなどの位置関係を表す指示詞を覚えることも容易です。 マインクラフトは、平面的になってしまうオンラインレッスンに、立体的な明るさをもたらしてくれる救世主と言えるでしょう。マイクラ日本語授業ってほんといいですね(:

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Minecraftで物語作りの授業

オンライン日本語学習をもっとインタラクティブにするために、生徒に物語作りを薦めています。オンラインであろうとなかろうと、言語学習において自己表現をする活動は必要です。生徒が自分で調査し考察を行い、プレゼンテーションを行うことで、学習言語による思考力や表現力を養うことができます。 オンライン学習の弱点は「実技を行えないこと」にあります。しかしここにマインクラフトをはさみ込むことによって、リアルに近く、楽しい実技を組み込むことができるようになります。 先日行ったマイクラ日本語授業では、生徒さんが居酒屋を建設したいというので、下記の様に建設プラニングを行いました。 はじめに なにを つくりますか? いざかやをつくります。 どうして それを つくりたいの ですか? いざかやが すきだから つくりたいです。  それを だれに みせたい ですか? いざかやの マスターに みせたいです。 けんせつの ために かんせいまで なんじかん かかりますか? 3じかんかかります。 どんな ブロックが いくつ ひつようですか? レンガ 木 鉄 赤いウール いくつひつようか わかりません。  つくる じゅんばんを おしえてください。 さいしょに かべをつくります。 つぎに、 カウチをつくります。 そして、バーカウンターをつくります。 それから、 いすとテーブルをつくります。 つぎに、たなをつくります。 さいごに、キッチンカウンターをつくります。 居酒屋を建設する目的と、それに必要な準備、時間について考えました。こうすることにより、マインクラフト内でただブロックを積み上げていくのではなく、目的意識を持って建設を行うことができるようになります。日本語で話し合いながら計画を行うので、日本語による思考力を養うことにもなります。 目的意識がはっきりし、建設を始めたら、物語の設定を考えます。これももちろん日本語で話し合いながらです。マインクラフトが素晴らしいのは、建設しながらディスカッションを行うことができる点です。目的意識さえあれば、建設途中に物語の設定を考えたり修正を行ったりすることができるのです。作業をしながらの会話は堅苦しくなく自然な感じなのもいいですね。 物語の設定のためには下記の様なフォーマットを使用します。楽しい物語の発表を期待しています! ストーリーテリング しゅじんこうの なまえは なんですか? しゅじんこうは どんな せいかくですか? このストーリーの ばしょは どこですか? このストーリーは どんな はじまりかたを しますか? このストーリーでは どんなことが おこりますか? 3つおしえてください。 このストーリーは どんな おわりかたを しますか?

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【スウェーデン大使館主催】つくろうみんなの未来都市コンペティションin Minecraft

スウェーデン大使館の主催する「つくろうみんなの未来都市コンペティションin Minecraft」に、私の勤める西町インターナショナルスクールのコンピュータークラブが参加します。 ミッションは “ひとにも地球にもやさしい「未来都市」をマインクラフトで作ること” ( swedenabroad.com/ja-JP/Embassies/Tokyo/4/2/Your-Future-City-sys ) 設定されている「未来」は今の4年生達が大学を卒業する2030年頃のことを指しているのだと思います。WWFの発行するLiving Planet Reportによると、「現在のまま消費の圧力が大きくなり続ければ、2030年には、地球2つ分の資源が必要になる可能性」が指摘されています。 今現在学校で学ぶ子供達がこの話題に触れ、調べ、考え、まとめていかなければならないのです。私がWWFジャパンと協力し、森林えほんコンテストのカリキュラムを開発してきたのもこの使命感を持っているからです。そう言った意味で、スウェーデン大使館の主催するこのマインクラフトコンペティションの趣旨に賛同しています。 残念なことに対象年齢が小学4年生以上となっているので、参加できる生徒は限られてしまいます。しかし、こうしたイベントが催されるのは未来を担う子供達にとって大変意味のあることだと思います。低学年のみんなにはお兄さんお姉さん達の作品を見て触発され、次のコンペティションに備えてもらいましょう。どんな作品に仕上がるのか、とても楽しみです!

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MCedu 2016にて講演決定

8月20日(土)21日(日)に早稲田大学で開催されるマイクラ教育イベント「MCedu2016マイクラ教育の現在と未来」にて講演することが決まりました。 テーマはずばり「楽しく学べるマイクラ日本語学校」。この夏開講した授業では、おかげさまで10名の生徒が世界各国から集まり、スカイプとマインクラフトを通して日本語を学んでいます。 実際にどのように授業を行っているのか、どんな効果があるのか、生徒たちのフィードバックなどを交えて、マイクラ日本語授業の楽しさをご紹介します。 私の講演は20日(土)12:30からになります。ぜひいらしてください。詳しくは下記ホームページをごらんください。 http://www.mcedu.jp/conference