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TIOM in Japanese 2017 開催

今年のTIOMには、35名の参加者が集まり、マインクラフトの教育利用について話し合いました。最初のセッションでは、日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター統括本部 文教本部 ティーチャーエンゲージメントマネージャーの原田英典氏に、「マインクラフト教育版とプログラミング的思考の学習」のご講義をいただきました。 インターナショナルスクールでは早くからアクティブラーニングを取り入れ、生徒が主体的に学べる学習環境作りに力を注いできました。ですから、集まった参加者の関心は、マインクラフトをどのように自律学習に活かしていくかに集まっていました。下記は、Lecture 1 行われたディスカッション「教育用マインクラフトを使うことによる学習への影響」のメモです。 教室でマインクラフトを使うことによる効果 ・生徒主体 ・クリエイティブ ・イマジネーション ・共同的で対話的で深い学びに直結する ・予測不能な未来に必要な能力の育成につながる(クリエイティビティ) ・コーディングを学ぶ(エージェントを制御する際の繰り返しなど) ・プログラミングの学習に使える ・高いモチベーションをベースに適応能力が伸びる ・マインクラフトの活動をテーマに会話への意欲が向上する ・完成物をイメージしてプログラミングできる(完成物をイメージしやすい) ・コンピューテーショナルシンキング(ロジカルシンキング、プランニング) 教室でマインクラフトを使うことによる悪影響 ・目的がない⇨教員が設定しなければいけない ・教員が目的を設定すると⇨メリットが失われる ・没頭しすぎてしまう ・現実の世界で必要な苦労を見過ごしてしまう ・仮想空間の人になってしまう ・教育上モンスターとどう付き合うか ・コミュニケーションは活発になるが、言語能力の正確性がおろそかになる メモを見る限り、主体的な学習を促すことのできる教育版マインクラフトに、好感を持っている方が多かったように思います。インターナショナルスクールの教室で、マインクラフトを教育利用する下地は出来上がってきているようです。 続いて、Lecture 2 では、私が、「マインクラフトで言語学習」の講義を行いました。こちらでは、マインクラフトを言語学習のツールとして使う際にどんなメリットがあるかをお伝えしました。学習効果は以下の通りです。 効果1 ・リアルな文脈の中で課題解決 ・探求型学習 ・マインクラフトの世界の中で、教科書を通して学んだ知識やスキルを活用することにより、言語による思考力・判断力・表現力を養う。 効果2 ・3Dの世界で、方向感覚を直感的に覚える。 ・右や左といった、初心者が最初に陥る混同もすぐに解決。 ・ここ/そこ/あそこなどの位置関係を表す指示詞を覚えることも容易。 ・マインクラフトは、平面的になりがちなクラスに、立体的な明るさをもたらしてくれる救世主と言えるでしょう。 それから、〜Try マイクラ On Monday〜と題し、ステップバイステップ形式で、教室内でのマインクラフトの使用方法を説明しました。その時使用したスライドはこのポストのページ下部でシェアしたいと思います。 TIOMはコミュニティー形成に主眼をおいた参加型の教員研修会です。講義の後は、ピザとアイスクリームが振舞われ、リラックスした雰囲気の中で、ネットワーキングが行われました。マインクラフトを月曜にやってみる!と言ってお帰りになった方も多くいらっしゃいました。 次回TIOMは春に予定しております。参加したみなさまも、惜しくも申し込みが間に合わなかったみなさまも、またのお越しをお待ちしております。   Japan ASCD Try IT On Monday in Japanese 2017 詳細 LECTURE 1 マインクラフト教育版とプログラミング的思考の学習 HIDENORI HARATA (日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター統括本部 文教本部 ティーチャーエンゲージメントマネージャー) プログラミングに関する学習は、世界の教育関係者の間で共通する注目の事柄のひとつであり、地域や学校、先生などにより様々な取り組み方が存在しています。 一方で、マインクラフトは子どもの社会では共通の世界となりつつあり、子どもたちが夢中になって活動するフィールドになっています。 課題を発見し、他者やテクノロジーと協同しながら解決に取り組むプログラミング学習と、自由な発想で子どもの夢を実現するマインクラフトの世界観はとても近い存在のように思います。このセッションでは、子どもが没入し意欲関心を高めて活用するマインクラフトの教育バージョンを利用し、プログラミングに関わる学習機能や活用例をご紹介したいと思います。 LECTURE 2 マインクラフトで言語学習 KIYOTAKA HORII (西町インターナショナルスクール 教諭 初等部日本語カリキュラムコーディネーター) 「果たしてマインクラフトで言語学習ができるのか?」多くの方が疑問に思うことだと思います。一番のポイントはやはりリアルな文脈の中で課題解決を行う探求型学習を提供できることでしょう。マインクラフトの世界の中では、テキストを通して学んだ知識やスキルを活用することにより、言語による思考力・判断力・表現力を養うことができるのです。このセッションでは、マインクラフトを使った言語学習の可能性についてお話しします。   

英会話レッスン

マインクラフトで英会話!

ネイティブティーチャーと英会話! 小学生から中学生のみなさん!!! ゲームを使った学習(ゲームベースラーニング)で、英語授業を始めました!学習プラットフォームはマインクラフトです。楽しいマイクラの世界でむりなく学習を続けることができますよ。マインクラフトの世界で、みんなのかのうせいを引き出し、ゴールに向かってがんばりましょう!「なぜマイクラか」について、くわしくはおうちの人とブログを読んでくださいね。 それでは、英語でマインクラフトの世界に行ってみよう! https://www.gsacademy.com/online/courses/game-based-learning 英会話を超える!子供向けオンラインスクール Global Step Academy GAME-BASED LEARNING(ELA)ゲーム世界を冒険しながら楽しく英語を学ぼう! インターナショナルスクールのノウハウを詰め込んだGame Based Learningのカリキュラムをここで学べます。授業は全てネイティブの先生が教えています。Global Step Academy(GSA)では、小学生を対象に、ゲームを使った学習環境(ゲームベースラーニング)を提供しています。学習プランはディファレンシエイテッドされ、生徒の個々のレベルにあった課題が出されます。新しい英語授業が今ここに。 先進的なインターナショナルスクールで実践されている課題解決型学習は、子供たちの主体性に重きが置かれ、子供たちは、自身のスキル、能力を見つめることができます。そして彼らのその力が将来につながっていくのです。2005年頃からインターナショナルスクールに導入されたこの学習環境は、やがて日本にも2017年頃から取り入れられ、アクティブラーニングとして定着してきました。また、マインクラフトを教育利用する取り組みも、世界では決して新しいものではなく、フィンランドのTeacherGamingが開発したMinecraftEduが2014年頃から教室で使用されるようになり、私もまた、インターナショナルスクールの言語学習授業内で一つのツールとして取り入れてきました。これらの培われてきた経験が活かされたGSAゲームベースラーニングは、2018年に始まっているので、マインクラフトの英語授業の先駆けとなっています。 Teaching Method;言語到達度によって学習プランが変わるので、無理なく学習を続けることができます。生徒のレベルにあった教材を一緒に探していきましょう。そしてマインクラフトの世界で、生徒の可能性を最大限に引き出し、学習目標を到達していきましょう。 “No Tear” 涙を流さない学習をモットーに、生徒たちは楽しみながら課題を解決することができます。 マインクラフトの世界で会話を進めると、オンライン会話レッスンにありがちなレッスン中の常時対面をする必要がないので、ストレスがないことに気がつくでしょう。「なぜマイクラを英語学習に使用すると良いか?」について、詳しくはこちらをご参照ください。 私がGSAに託した理由は、GSAの教師陣のクオリティーがとても高いことにあります。アメリカ、オーストラリアなどから厳しい審査基準を突破した先生方は、保護者の方々からも高い信頼を得ており、マインクラフトのスキルが高い先生方がオンラインで丁寧にレッスンを行ってくれています。そして、子供たちの言語レベルに合わせて学習目標が設定され、着実なスキルアップをしてくれます。表面的なマインクラフト英語学習ではなく、真の語学力が身につくラーニング環境なのです。教育の未来のカタチがここにあります。